[2021年4月号] 「菊池の昭和の歌人たち」目録編集


「菊池の昭和の歌人たち」目録編集委員会 発足!

菊池には、戦後、和歌を詠む一群の人々がいました。

戦前の、兵士を鼓舞し、国の大義に殉ずることを称賛する世相から解放された社会風潮、戦争の過酷な体験、戦後の生活再建に苦闘する日々を詠い、その中から更に未来への希望を抱き、悠久の自然の美に生きる喜びを詠う。そのような歌(和歌)を詠んだ、農村に生きる人々の歌集が、出版されています。その歌人に農家の主婦が少なからずいました。

 中央の歌壇に直結するのではなく、中央歌壇の会員の指導を受けながらも、グループで切磋琢磨する形で創作活動を続け、自費出版の歌集を発行してきています。

しかし、それらの歌集は、関係者の手元に保存されており、多くの人々の目に触れることはありませんでした。図書館に寄贈されている歌集もありますが、貸出禁止となっており、歌を詠む人たちに、どれだけ利用されているか不明です。

 私たち「菊池市図書館友の会」は、これらの歌集を集めて、歌集目録を作成し、図書館に寄贈することを企画しています。

既に友の会が集めている歌集が数十冊あり、その一部を紹介します。

竹野美智代「麥馬車」 萩尾春海「桐むらさき」 中原柳子「野天春秋」

 友の会は、菊池市広報などを通じて、市民の皆さまのお手元にある自費出版歌集を譲っていただく取り組みを始めます。

そのために、『「菊池の昭和の歌人たち」目録編集委員会』を立ち上げました。

目録完成は2年後を見込み、歌集収集、著者あるいは遺族との面会と聞き取りをいたします。

「目録」完成後は、著者や家族、遺族、編集関係者にお届けするとともに、菊池市図書館に

寄贈し、全国の歌人や研究者にも、菊池にこのような歌人がいて、歌が詠まれていますというメッセージを発信する計画です。

29回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示