[2021年6月号] 人物紹介

人物紹介 岩本勝利さん~菊池市図書館へ1千万円寄付~  


 岩本勝利さんプロフイール

 岩本勝利さんは、昭和19年 水源村鉾の甲(現菊池市原)に生まれ、水源中学校卒業後、集団就職にて大阪と名古屋で働き、熊谷組では、佐久間ダム建設等に従事したこともあります。

 31歳で帰郷し、当時竜門ダム建設工事関係者も利用する民宿を始める一方、クリーニング業のホワイト急便勤務(東京・金曜日に帰菊・月曜日に上京)もこなしていた。そして50歳時、「水の駅」を開業するにあたり退職し、その後は旅館「岩蔵」と「水の駅」経営に専念した。喜寿を迎えたのを機に今春引退し、菊池市図書館へ1千万円寄付。サヨ子夫人と二人暮し。

 このたび菊池市図書館に寄付されようと思われた動機は何でしょうか?

 お世話になった菊池市に恩返ししたいとの思いで、市長と相談した結果、子供の教育に役立てるものとして、図書館に寄付することにしました。

 小学生の頃、当時は時代がそうだったとは言え、教科書も本も年長者から譲り受けるなどして、自分の本など持てもしなかった。人並な教育も勉強も受けられなかったとの思いがある。子供は、読書より家の手伝いが大事と言われていた時代、読書できる環境ではありませんでした。その思いが図書館に寄付したいとの考えにつながりました。

 今の学校教育に期待することは?

 学校の勉強だけでなく、自分で考える力をもつ・責任をもって行動出来る そんな子供

に成長していくような教育をと、期待しています。

 学校では、競争よりも個性を大事にする教育が目指されていますが、大人になってから、最も問われる、礼儀作法・苦労を厭わない・協働の気持ちを育むことも必要です。

 親が悪い、教師が悪いと押し付け合うのではなく、それぞれがそれぞれの立場で、子供の成長に必要な役割を果して欲しいと願っています。

 菊池市図書館に期待することは?

 子供を育てるための図書館、そして、その子供達が、ますます強く逞しく生き抜く力を得られるような図書館であってほしい。

 自分も励まされた英雄伝とか成功物語、子供たちが読んでワクワクするような本を備え、幅広い自由な発想を培ってくれるような図書館であってほしいと思います。

 菊池出身の人達が、帰省した折には図書館を訪ねたくなる、そんな図書館をと願っています。



42回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

[2021年7月号] 編集後記

編集後記 本紙6月号の「本の広場」で「野菊の墓」を取り上げたところ、読者から、なぜ今「野菊の墓」なのかとの指摘がありました。100年以上前の本を、若い人向けに紹介する意図を問われたのだと思います。今月(7月)号にも、戦後の著作ではありますが「二十四の瞳」を取り上げました。 今は、誰もが本を読む時代ではなくなったという印象を抱いています。本を読むひとは一部の人で、恐らく10%にも満たないのではないか