[2022年6月号] 投稿「丁寧で親切になった教科書」

投稿 親切で丁寧になった教科書

    ~読んで楽しいからパパもママも子どもと一緒にどうぞ

                      山田明憲(塾講師)


新学期になって真っ先に配られるのが教科書。子どもが持って帰ってきた教科書。子どもの専有物にしないで家族で読んで欲しい。

中学生の教科書は昨年から中身が変った。高校生の教科書は今年から新訂判が出た。概して分厚くなり、紙型も大きくなった教科もある。ある公立の進学高校で今年の1年生に配られた数学の教科書と副教材を積んでみると高さが7.5cm、重さは1.9kgになった。

教える内容自体も増えているが、記述が素晴らしく丁寧になって、子どもがその気になれば、教科書を読むだけでも自学ができ、十分学力がつくように工夫されている感じだ。一部の高校用教科書には教科書に書き切れなかった説明や問題をQRコードで補う仕掛けも導入されている。

 小学校から高校までの教科書を見ると、算数・数学の教科書なら体系的になっていることに気づく。文章題については5年次に○や△を使って式を立てさせているが、6年になれば○、△はx、yに代わる。算数と数学の境がなくなったのだ。理科も一貫性が鮮明で、中学校の理科をきちんとやっていないと高校の化学や物理では躓きかねない。

高校の教科書になると、数学を見ても内容が豊かだだ。実に多くのことを学ぶことがわかる。実際の授業はと言うと、3年間分を2年間で終わらせる方針をとっている学校が多いから特急運転だ。その是非についてはまたの機会に。

 生徒にはとにかく教科書を丁寧に繰り返し読むように話をする。だが、読もうとしない。また考えようとしない。教科書は立派になる。生徒は横を向いて、ただ答を焦る。ああ、何という皮肉。もっとも歴史の教科書のように、政府の歴史観が即反映させられるようなものは、どうしたものかと思ってしまうが。

 理科、社会、数学の教科書はとにかく面白い。ぜひ子どもと一緒に読んで頂きたい。子どもにポイっと渡しておくのがもったいなくなる方が多くなること請け合い。高校の数学なら、教科書にある問題を自分で解いて見るのも一興だと思うが。家族に教科書を使う子どもや孫がいない方は、教科書販売の書店に注文することで入手できます。

  




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