新たな試み 市立図書館から学校図書館司書へ
人事交流で活性化!
泗水小学校(芹川博文校長 2023年度児童数555名)を訪問し、3階の図書室に勤務する福吉里加子さんをたずねました。
福吉さんは、菊池市泗水図書館に勤めていましたが、昨年度より市立図書館から派遣されて泗水小学校に勤務されています。
菊池市では、全ての小中学校に学校司書が配置されていますが、昨年度より泗水小学校、菊乃池小学校・菊池南中学校に市立図書館から司書を派遣し、公共図書館と学校図書館の連携強化を図る新たな試みが行われています。
福吉さんに、お話しを聞いてみました。
「中央図書館オープン時に、市立図書館と学校図書館はシステムでつながりましたが、今回は、市立図書館と学校図書館をつなぐ人として学校へ配置されました。」
「市立図書館の学校支援担当と連携し、市立図書館の本も活用しながら、先生方が授業で必要な資料を提供しています。また、調べ学習に必要な資料を選書に反映しています。」と語られました。
福吉さんは、館内のレイアウトや棚の表示変更、子どもたちの作品を展示するギャラリーコーナーを設けるなど、誰もが利用しやすい環境作りを試みています。
「子どもたちと、本を通した会話のキャッチボールをするのが、今は何より楽しいですね!」と、笑顔で話してくれました。
菊池市が始めた公共図書館と学校図書館の連携は、双方が活性化する素晴らしい取り組みだと思います。
筆者 井藤和俊
Comments