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[2023年7月号] 編集後記

 正月以降、「目録『菊池の戦後の歌人たち』」の作成にかかりっきりでした。

12月末までに、原稿はまとまったのですが、その原稿を一本化してからの校正に、意外と日時を要しました。

 目録の形、綴じ方、字の形、ポイントや行間揃えなど、これで終わりかと思えば、短歌の字句の変換ミスが多数あって、その修正に多大の時間をとられました。なにせ、短歌ですから、一字一句も原文との違いは許されません。旧仮名づかいはもちろんのこと、明治の頃の難しい漢字を探して、校正しました。

ワードの文章は、何度も何度も、上書きしているので、どれが最後の修正文なのか、戸惑うことも、しばしばでした。

 5月下旬、これ以上は間違いはないとの確信を得て、入稿しました。

製本が届いた時は、正直ホッとしました。肩の荷が降りたとはこのことでしょうか。

 報告会には、菊池短歌会の初期のリーダー 黒木傳松氏のご長男黒木公一郎氏に来ていただいて、講話と朗詠をお願いしました。父上の傳松氏の朗詠は天下一品で、レコーデイングされたそうです。残念ながらそのレコード原盤は残っていないそうです。公一郎氏は、父に教わっていたので、自分で良かったらと朗詠していただきました。見事な節回しで、素人の私ですら、さすがと感じ、後を継ぐ人が誰かいないものかと思いました。

 さて、目録は作ったものの、目録に掲載された歌集自体は、菊池市中央図書館の郷土誌の棚に持ち出し禁止で並んでいます。菊池市内または菊池市周辺の方は、図書館に足を運んでいただければ、現物の歌集を読むことが出来ますが、遠方の方々は、閲覧できません。

電子図書化されるのは、まだまだ先のことでしょう。今後の課題です。

  

 さて、その間に、AIとくに生成AI,ChatGPTが、急激に普及しはじめました。いろいろ問題があることは随分以前から指摘されていましたが、その疑問の解決策も検討中にもかかわらず、実態として役所などでは、限定的に実用化が始まっています。

 図書館は、その影響をもろに受けそうです。今ですらスマートフォンのアプリを使いこなせない後期高齢者の私など、お払い箱になることでしょう。個人的にはかまいませんが、前期高齢者や現役世代には、たいへんな時代になりそうです。便利だと喜んでばかりではいられなくなりそうです。スキルアップなど高齢者が簡単にできるわけありません。お払い箱行きです。

 

 今日たまたま図書館で「教科書展示会」をみました。小学校中学校の教科書採択のための閲覧の場なのでしょう。パラパラと手にとってみたのですが、驚きました。国語は、確かになんでもあり(古文も漢文も)ですが、どれもハイレベルなのに、それぞれの課題(単元・節)はほんの数ページなのです。これで、子どもたちは理解できるのか、疑問に思います。多くの子どもたちは、理解できないまま、学年だけはあがって、高校大学へ、少子化により、ほぼ無試験同様に進学してゆくことになりそうです。これで、10年後の日本の若者の知的水準はどこまで維持されているものやら、不安を覚えます。AIやSNSのフェイクニュースがはびこり、何が真実かわからなくなることは杞憂であってほしいです。読書や図書館の役割はますます大きくなります。





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