[2025年04月号]編集後記
- 井藤和俊
- 4月1日
- 読了時間: 2分
更新日:4月1日
4月になりました。
入学式はじめ入○式の季節です。
当友の会編集部も、若い新人を迎えました。さっそく情報誌「みんなの図書館」ホームページ「みんなの図書館菊池」作成のお手伝いをお願いしました。
今二人で差し向かいで、編集会議をしています。
2年前から編集活動が八十路の私一人になっていましたから、若さとデジタル世代の強みを発揮されることを期待しています。
今若者が本を読まないとか、本屋書店がない市町村が増えているとかが話題になっています。
その原因として、スマートフォンやネット販売などが挙げられています。
面白い話しがあります。
ここ十数年アメリカのトップクラスのエリート大学で、学生が課題図書を読めなくなっているというのです。というのも高校時代に長文の本を読むことがなく、短文、一部抜粋した教材を与えられて学習してきたというのです。
読書離れの要因は、スマホだけではなく、学生が選ぶ授業がキャリア形成に有利なもの、就職に有利なものに偏ってきているというのです。
長文の読書は、作者が伝えたい、違う環境の人の心への共感力(エンパシー)と思いやりの心(シンパシー)を養うことができるが、抜粋では、文意は理解できても、共感力や思いやりの心が伝わらないと指摘されています。
さて日本はどうでしょう?
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