[2025年05月号]編集後記
- 井藤和俊
- 5月1日
- 読了時間: 2分

友の会もやっと軌道に乗りかかりました。一昨年来の議論の末、友の会の目的、活動内容など様々な議論を繰り返しながら、村田代表、中原事務局長代理のもと、昨年10月「寄合カフェ」を開催し、友の会として菊池地域の文化活動のプラットホームを目指す活動に着手しました。
また、情報活動「みんなの図書館」発行、ホームページ「みんなの図書館菊池」発信についても、新人参加のもと、読書活動、図書館利用活性化に向けた広報活動に目標を定めました。
いずれも、まだ再スタートしたばかりです。会員市民の皆さんのご支援なしには、絵に描いた餅に終わりかねません。
今月のホームページは、図書館論の特集になりました。図書館の生い立ちを探ると、先人の努力に頭が下がります。中国からの仏教伝来が日本の古来の文化と合流し、政治経済文化の基礎を作っています。その学問的成果が名称はともあれ「図書館」に蓄積され、戦乱や災害をいくたびも経験しながら、現代まで続く日本文化を支えてきています。図書館は地味な存在ですが、しかし、図書館なしでは、日本文化の伝統継承はもっと困難を極めていたことでしょう。
現代は、ITの普及やAIの登場で、図書館の役割がいろいろ取りざたされていますが、2千年を超える文化の継承とグローバルな時代の異文化交流に伴う新たな文化の創造の受け皿となることも、図書館の役割となることでしょう。
今も、菊池市立図書館と菊池市公民館主催で、キクロスや泗水、旭志、七城にて日本語教室その他の異文化交流が続けられています。その小さな流れが実って、お互いの国同士の平和につながることを心より祈念します。
文責 井藤和俊
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