[2025年06月号]私の「町おこし」
- libraryofallkikuchi
- 6月1日
- 読了時間: 3分
更新日:6月2日
山鹿市で町おこし活動をしている山本 博さんは、千葉から奥様の里である山鹿に移住
してきた方で、菊池市図書館友の会の会員でもあります。
山本さんは、落語家として、子ども落語を指導するなど、山鹿市の町おこし活動に参画しています。
その山本さんから、町おこしの具体的な活動を紹介していただきました。
私の「町おこし」
山本 博
成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと
「町おこし」を始めて、仲間の女性から教わった言葉「成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと」。何をやっていいか分からない迷いながらの日々に光が射しました。何をするか迷っていないで何かを始めることが大事だと!
迷っていた私は勇気と力をもらい「町おこし」に一歩いや、半歩踏み出すことが出来ました。
私の「町おこし」大切にしている二本の柱!
「こんないい所なのに寂しい」そんな思いで「町おこし」を始めました。
縁も所縁もない町で迷いながら挑んだ「町おこし」難しい、なかなか夢みた町にはなりません。しかし私なりに「町おこし」を半歩踏み出した結果、大切な柱が見えてきました!これからも何かに挑戦し続けたいと思っています。
大切な一本目の柱:子ども達にふる里愛を育む
私の「町おこし」で一番の柱は少子化です。こんなことを言うと多くの人が言います。
それは行政のやること、政治家のやることですと。しかし私は民間でもできる少子化対策があると思います。それは今の子ども達にふる里愛を育むことです。ふる里愛を育み山鹿に残りたい、戻ってきたい子ども達が一人より三人十人いた方が山鹿の力になります。
人口減少、特に高校卒業を契機とした若者の流出が著しく、将来の地域づくりの担い手となる若者が減少しています。高校卒業後も「ふる里愛」をもって地域に残り(あるいは地域に戻り)将来の地域づくりの担い手となる人材育成を目的とした活動をしています。
① 菊池川流域「高校生サミット」
菊池~玉名までの高校生が年一回一堂に会しふる里をよくする提案をします。
② 子ども落語教室
山鹿の良さを自ら取材し台本を書き年二回八千代座でふる里自慢落語をします。
大切な二本目の柱:受け皿づくり!
当初は一本目の柱だけでよいと思っていました、しかし落語カフェを経営すると稼ぐことの大変さを痛感しました。これでは若者が残りたい、戻ってきたいと言っても受け皿がない。魅力ある商店街にしてもっと人が集まり稼げる商店街にしなくては駄目と受け皿づくりの活動を開始しました。
第2の柱は、商店街活動(八千代座を活用し人を集める!)です。
今年度は、既に5月6日「弦楽アンサンブル石田組コンサートツアー」を、八千代座にて公演しました。大勢の市民が集まり、盛況でした。
今後の予定は、以下のとおりです。
● 「たつみ演劇BOX」6月21日(土)22日(日)
● 「わ!太鼓街道 音楽祭り」7月20日(日)
● 「タオ和太鼓」9月14日(日)
● 「第九」を八千代座で 12月14日(日)
● 「わ!太鼓街道 音楽祭り」1月18日(日)
これらの公演で目指しているのは、山鹿市民が客として参加するだけではなく、スタッフとして参加し、山鹿の町おこしの担い手を育てたいと思います。

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