デジタルアーカイブって何?菊池市の歴史文化遺産をデジタル化して保存する作業です。

菊池市野間口の神来(おとど)地区には、嘉永2年(1849年)からの年行司台帳が
177年後の今に至るまで、作られ、引き継がれています。
年行司制は、今でも残っている地方が多いと思われますが、江戸時代からの事績が残されているのは、極めて珍しいのではないでしょうか?
明治、大正、昭和(戦前)の火災や疫痢流行など貴重な記録が、台帳に記載されていました。また今日も引き継がれている「人築(にんちく)」や「先祖祭り」その他の地域行事が、その経費の出納含めて、記録されています。
菊池市の令和6年度デジタルアーカイブ受講者3人は、この神来(おとど)地区の歴史の調査に入り、その成果品を中央公民館に納めました。
地域では当たり前のこととされていることも、歴史を重ねれば、貴重な歴史文化遺産です。それを掘り起こし、デジタル化して保存するのが「デジタルアーカイブ」であり、その作業をするのが「アルキビスト」です。
菊池市は毎年「キクロスカレッジ」に「デジタルアーカイブ」の講座を設けて「アルキビスト」の養成に努めています。
皆様もぜひ奮って応募ください。 (文責 井藤 和俊)
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