菊池渓谷散策 椎茸駒打ち体験
人物紹介 米村達郎さん
米村達郎さんは、ご夫婦で農家民宿を営み、県外旅行者や外国人旅行者に宿を提供して、菊池の素朴な生活や自然体験の魅力を伝えて、地域活性化に貢献されています。
米村さんが所属している「菊池ふるさと体験協議会」(注)という組織は、県外旅行者のほか、外国人旅行者を受け入れています。
外国人旅行者は自ら訪問先や民宿先をエアビー(Airbnb)によって検索して、民宿提供者と利用サービスを契約するシステムです。民泊提供者は、宿泊と食事を提供するほか、希望に応じて農作業体験や名所旧跡、自然景観の案内、集落の近隣を歩くフットパスなどのサービスを提供しています。
外国人旅行者との会話は、ポケトーク(Pocketalk)という翻訳機によって話ができます。
米村さんは、農作業体験では、稲刈りや季節ごとの野菜収穫、椎茸駒打ちを、名所旧跡では、龍門ダムや菊池水源また菊池神社等を案内しています。フットパスで、地元雪野の田園風景や清水川(そうずがわ)沿いの農道やお寺を散策したりしています。料理は、奥様の手料理でのもてなしですが、その食材は、自宅の菜園や地域の野菜でまかなわれています。
外国人旅行者には、このような郷土の手料理が喜ばれます。
旅行客は、日本人の旅行客も大勢見えます。その方々にも同様のもてなしで、喜ばれ、後でお礼のお手紙をいただくのが何よりも嬉しいとのことです。
団体客には、「菊池ふるさと体験協議会」の6件のメンバーで対応することになりますが、それでも応じきれない時には、他地域の知人に協力依頼することもあります。
農家民宿は、農山村の活性化に貢献しています。
米村さんは、菊池市雪野の生まれ育ちで、菊池高校卒業後、東京で働いて、兄の死去により帰郷し、家を継ぎ、菊池市役所に公務員として35年勤めました。市役所では農業委員会など農政関係の仕事が長く、そこで農村活性化の重要性を認識したことが、退職後農家民宿を営む動機につながっているのではないかと語っています。
米村さんには、もひとつ別な顔があります。それは本年で7年にもなる保護司の仕事です。社会で不遇な人生を送っている人を支援する保護司の仕事も、外国人旅行者や県外の旅行者を受け入れ、農村活性化に役立てようとする仕事も、共に、人の心に桜花を咲かせたいとの思いは、米村さんの人生哲学そのものでしょう。今後とも大いに活躍を期待します。
(注)菊池ふるさと体験協議会 ☎ 070-4485-7120 kikuchi.furusato@gmail.com
屋号 清水川 米村さん夫妻 屋号 星の里 赤星さん夫妻
屋号 菊乃藤 工藤さん 屋号 横手庵なあや 横手さん夫妻
屋号 シャーレ菊池 菊池さん夫妻 屋号 柿の葉庵 渡邉さん夫妻
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