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[2022年11月号] 図書館論「システムエンジニアは司書のパートナー」


図書館論「システムエンジニアは司書の

パートナー

~しゃっぴいSEの図書館つれづれ~」 著者 高野一枝

  著者 高野一枝氏は、図書館のシステムエンジニアです。しかも、数年前、図書館ツアーの一環として、菊池市立図書館を訪問し、図書館及び友の会と、懇談をした方です。

 高野氏は、図書館の本を購入、検索、貸出、返却など一連の図書館の内部業務の設計制作する会社(ベンダー)のシステムエンジニアとして、全国各地の図書館を訪問しています。

 その高野氏が取り上げた図書館のうち、菊池市図書館に諸条件が似ている図書館を選び、参考になると思われる図書館を紹介します。               

                               (事務局 井藤和俊)


 福岡県小郡市図書館

小郡市立図書館は、指定管理者から市の直営に戻った図書館として全国的に有名です。

その館長は、以前私たち菊池市図書館友の会が講師に招いた永利館長(当時)です。

小郡市図書館は、直営に戻して、小中学校との連携(情報・資材提供)家庭内の読書推進(家読)など、行政との連携を深めた活動を進めています。

 伊万里市民図書館と武雄図書館

 隣県佐賀県伊万里市の伊万里市民図書館は、市民参加・ボトムアップ方式で建設運営された図書館です。図書館をサポートする市民団体「図書館フレンズいまり」は400名の登録がなされ、各種の催しに住民が参加する手助けをしています。

武雄市図書館は、当時の樋渡市長のトップダウンで作られた図書館です。TUTAYAが運営するCCC(カルチアコンビニエンスストア)を指定管理者として開館し、図書館と書店、コーヒー店が同居するエンターテイメントの図書館として、全国的に有名です。

 伊万里市と武雄市、隣同士の図書館であり、対照的な運営で、ぜひ両方とも訪問見学するに足る図書館です。

 福井県鯖江市図書館

 「さばえ図書館友の会」は、新市長誕生をきっかけに、市直営の図書館の運営を求め、

ライブラリーカフェを、友の会と市(図書館)の協働事業で運営し、喫茶室で毎月1回講演会を開催しています。

 「えきライブラリーtetote(手と手)」は、図書館と障がい者団体と文化団体の三者で、JR鯖江駅で、障がい者雇用、ライブ開催、図書貸出しをしています。

 本書は、もっとたくさんの事例が紹介されています。

図書館の在り方に関心のある方は、目から鱗(うろこ)です。ぜひご一読ください。

(菊池市立図書館 蔵書)



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