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[2020年9月号] 泗水西小学校



~すべての子どもたちに読書の喜びを~

                     菊池市立泗水西小学校長 津幡 光浩

 ここ泗水西小学校は、明治7年田島村・南田島村が合併した際に田島小学校として歴史を刻み始めました。その後、平成17年、4市町村合併により菊池市となった際に菊池市立泗水西小学校という名称となりました。現在、児童数73名の小規模校ですが、みんな元気で明るく学年を問わず仲のよい子どもたちです。

 今年度は、読書活動の推進にも力を入れ、「毎週木曜日はみんな本を借りて帰ろうの日」を設定しました。また、学校司書や図書委員会による充実した図書館運営、教科学習と関連付けた図書資料の活用などを積極的に行っています。

結果、学校図書館の本の貸出冊数も昨年度と比較して大幅な伸びとなりました。6月の貸出冊数を昨年度と比較(1年生を除く)しますと、令和元年度が675冊、令和2年度が1007冊と、約1.5倍の伸びとなっています。また、今年度は7月を「読書月間」として、「貸出冊数を3冊に増やす」「おすすめ本の紹介を行う」「読書ビンゴの実施」「(家族)ふれあい読書の推進」「本読みクイズの実施」などを行いました。結果、令和元年度の貸出冊数が487冊、令和2年度が1337冊(1年生を除く)と、約2.7倍の伸びでした。いずれの結果も授業日数と児童数が多少違うものの、子どもたちの本や読書への関心が高くなっていることは明らかです。

 

加えて、今年度は家庭学習においても、「毎日最低10分は読書をしよう」「ゲームなどのメディアは2時間以内で」を目標に掲げ、学校と家庭との連携により、読書の好きな子、読書することに喜びを感じる子を育んでいくこととしています。さらに、新型コロナウィルス感染症の影響から今年度実施できるかどうかは未定ですが、9月からは、おはなしボランティアによる「読み聞かせ」も行う予定です。

 このような取組を通して、今後ますます「本校の子どもたちの読書の世界が広がっていく」ことを期待し、職員一同、わくわくする毎日を送っています。

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