[2026年06月号] 「図説 菊池一族」

菊池市民必読の書!
本の紹介「図説 菊池一族」
阿南 亨編著 戎光祥出版
菊池市民必読の本です!
本年26年2月、菊池市教育委員会職員(阿南 亨ほか)の手による「図説 菊池一族」が出版されました。
菊池一族発祥の由来、平安期初代則隆から、鎌倉時代元寇(文永の役、弘安の役)に活躍した10代武房、菊池家憲「寄合衆内談事」を定めた13代武重、懐良(かねなが)親王とともに九州を制覇した15代武光について、当時の図面などを添付して、簡略に述べられています。
なお、武光公は現在菊池市ふるさと創生市民広場にて騎馬武者の銅像が建立されています。
武光亡き後、若冠12歳で菊池一族の惣領となった17代武朝(幼名 賀々丸)は、足利幕府九州探題今川了俊を台(うてな)城、現七城町台(うてな)にて撃退します。
武光は良成親王とともに、今川了俊と一進一退の攻防を繰り拡げますが、兵の劣勢は覆い難く、隈府城陥落ののち、宇土、八代にて抵抗しますが、南北朝和解により、肥後国守護となります。
以後菊池の正統は、22代能運(よしゆき)で絶え、菊池氏系統の守護も第24代武包(たけかね)にて、463年続いた菊池氏系統の守護家は途絶えました。
戦国時代は肥後を大友宗麟、島津義久、秀吉が平定し、佐々成政、加藤清正が治めたことは、周知のとおりです。
本書は、ここまで簡潔に読みやすくまとめられています。
菊池市立図書館には、数多くの南北朝時代の菊池一族の本がありますが、菊池氏発祥から滅亡まで簡略にまとめたこの「図説 菊池一族」は、菊地一族の歴史を知る絶好の書です。
とくに、色彩豊かな画像や屏風、絵図及び解説図面は、一族の歴史の転変・攻防を振佛とさせます。
この本は値段も2,000円(税抜き)と手ごろです。ぜひ図書館で借りて読むか、自費で
購入して、読まれませんか?
文責 井藤和俊


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