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[2022年12月号] 編集後記

 ロシア プーチンのウクライナ侵攻は、核戦争、世界大戦の危機を思わせる出来事でした。攻められるウクライナはNATO諸国・アメリカの武器供与を中心とする軍事的支援で勢いを盛り返し、長期戦の構えです。攻め込んだロシアは、苦戦を強いられ、ロシア国内の反戦気運が醸成されつつあります。

 安倍元総理のテロ事件は、その後の国葬、旧統一教会問題まで波及し、今なお閣僚更迭騒ぎにまで尾を引き、岸田政権の屋台骨を揺るがしています。

 コロナ禍の中でのオリンピック・パラリンピックは、事前の賛否で紛糾しましたが、日本人選手団の活躍で一段落したかに見えましたが、なんと大会運営をめぐる大会開催に関わる高橋ら主要幹部、電通、博報堂その他関係組織に関わる一大汚職・刑事事件に拡大しつつあります。

 これらの大事件の陰に隠れて、コロナ禍、オミクロン変異株の感染拡大は、まだ全世界の不安の種です。表面的には、行動制限が解除・緩和され、コロナ以前の平時にもどりつつあるかのように見えますが、感染拡大の様相は油断なりません。

 日本経済もまた、かってない円安への対応に苦慮しています。

 さて、来年はいかなる年になるのか?

 私たち「菊池市図書館友の会」も、コロナ禍での行動制限が響き、友の会の活動は「ホームページ『みんなの図書館菊池』の発信」と「情報誌『みんなの図書館』発行」に終始せざるをえませんでした。

 その間も、図書館は、コロナ禍による休館等の措置はあったものの、電子図書館開設、日本語教室など課題解決型図書館への歩みを続けて、デジタル化への対応を進めています。

 友の会会員は、高齢者が殆どで、アナログ世代の人間です。デジタル化への対応は、能力的にもむづかしく、SNSを通じての若い世代との接点も、作る事ができていません。

 従って、友の会は、来年度には、デジタル化に対応できる人的体制の構築を図りつつ、高齢世代・アナログ世代に向けて活字文化の有用性(読書・図書館)を啓発してゆきたいと思います。

 新年度が、皆さまにとっても、良き年であることを祈念します。









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