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書評 『地方消滅 東京一極集中が招く人口急減』増田寛也 編著

6 分前
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「地方消滅」という、なかなか刺激的なタイトルの本です。2014年の刊行当時、全国の自治体の約半数が将来「消滅可能性都市」になるという推計が大きな話題になりました。


この本が問題にしているのは、単に「子どもが少なくなっている」ということだけではありません。地方から若い人、とりわけ若い女性が東京圏へ流出し続けることで、地方では人口減少がさらに加速していく。その一方で、東京も出生率が低いため、日本全体として人口が減っていく。つまり、地方の人口減少と東京一極集中は別々の問題ではなく、つながっているというのが本書の大きな主張です。


刊行から10年以上が経ちましたが、読んでいると「これは昔の予測の話だ」とはなかなか思えません。むしろ、学校の統廃合、空き家の増加、地域の担い手不足など、人口減少は以前より身近な問題になってきました。


菊池に暮らしていると、この問題はなおさら他人事ではありません。一方で、人口が減るから地域には未来がない、と単純に考える必要もないと思います。人が減っていく時代に、どんな地域ならここで暮らしたいと思えるのか。仕事、教育、文化、交通、人とのつながりをどう残していくのか。本書は、そのことを考えるための出発点になる一冊です。


少し数字の多い本ではありますが、「これから菊池はどうなっていくのだろう」と考えたことのある方には、ぜひ手に取っていただきたい本です。菊池市の図書館で借りることができます。

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