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[2025年06月号]投稿「地球46億年を一年間に換算したら」

更新日:6月2日

投稿「地球46億年を一年間に換算したら」  江藤 継喜


 地球が誕生して46億年が経過しました。そういわれても長さの感覚がわかりません。

そこで身近なメジャー、1年時計(86,400秒×365日)を使ってみました。1年時計の1秒は、地球の約146年と換算されました。キリスト降誕は14秒前、ルネッサンス・室町時代が4秒前、1秒ちょっと前に産業革命が起こり、20世紀が終ってしまいました。当然のことながらヒトの一生は1秒にも満たない、まばたき程度のものです。


 かってはどろどろの地球から月が分かれたという兄弟説が主流でした。ところが火星大の天体が地球と衝突して地球の地軸が傾き、離れようとする天体と地球の引力とがバランスが取れ、現在の姿に至ったというジャイアントインパクト説が支持されています。

 熱かった地球の表面が冷めてきて、陸と海が出来ると(2月17日=40億年前後頃)

生命素材のタンパク質生成が起こります。原始生命の誕生は2月24日(39億年前後頃)。光エネルギー吸収バクテリアが登場するのは3月29日(35億年頃前)光合成を行なうシアノバクテリア・ラン藻類が登場し、酸素を放出し出すのが5月31日(27億年頃前)、氷河期を経て7月10~17日(22~21億年頃前)ミトコンドリアを持つ真核生物が現れ多細胞生物が9月27日(12億年頃前)出現します。再び氷河期を経て11月13日(6億年頃前)生物の目覚ましい進化がみられ、大型の骨格を持つ動物が現れます。

三葉虫が現れ、魚類も出現します(11月20日=5,3億年頃前)。

11月26日(4,5億年頃前)生物が陸へ上がり出します。アンモナイトは11月30日(4億年頃前)から登場です。12月1日(3,8億年頃前)、デボン紀に入ると両生類からハ虫類、植物、節足動物が現れます。12月13日(2,4億年頃前)ほ乳類が出現し、と同時に恐竜時代に突入します。鳥類の出現が12月19日(1,6億年頃前)隕石衝突と低温化した環境によると思われる恐竜の絶滅が12月26日(6,600万年頃前)その後ほ乳類が繁栄します。


 類人猿の祖先が登場するのは、12月29日午前6時(3,500万年頃前)、大晦日午前10時40分(700万年頃前)猿人が出現します。現生人類(ホモサピエンス)の出現が、23時37分(20万年前頃)、やっと真打登場です。農耕牧畜が始まるのは新年を迎えようとする23時58分52秒(1万年前頃)となります。

 鑑みますと奇跡的に誕生したといえる生物は、今後もめまぐるしく絶滅、誕生、進化を繰り返すことでしょう。


 今時計は1月1日の午前0時0分0秒を指しております。今後ともヒトは命をつないでいくことができるのでしょうか?環境破壊による災害・食糧危機、ITの悪用によるAIの暴走、はたまた核戦争による大量殺人と汚染・粉塵による低温化等で、今より30~40秒後(数千年以内)に人類自ら滅亡を迎えると警鐘を鳴らす学者もいます。

(年代、事象には諸説あり)



 
 
 

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